[ニューヨーク 13日 ロイター] 米不動産仲介会社のリアルティトラックによると、4月の住宅差し押さえ件数(デフォルト通知、競売、銀行による担保権実行を含む)は前月比9%、前年同月比2%減少した。銀行による担保権実行が記録的な水準を維持するなか、デフォルト通知が減少し、差し押さえ件数が高水準で安定していることが示された。
前年比での減少は、リアルティトラックが前年比の統計を開始した2006年1月以降で初めて。
同社のシニア?バイスプレジデント、リック?シャーガ氏は、インタビューで「統計が示しているのは、デフォルト通知が減速する一方で、既にデフォルト通知された物件の処理が進められている状況だ」と指摘した。
4月のデフォルト通知は10万3762件で、前月比12%減少、過去最高だった前年同月の14万2000件からは27%減少した。
一方、銀行による担保権実行は9万2432件と、前月から1%、前年同月から45%増加し、過去最高を記録した。
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引用元:リネージュ3(Lineage3) 総合情報サイト
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